会長挨拶

第57回日本心臓病学会学術集会の会長を務めることになりました札幌医科大学の島本和明です。歴史ある学会を札幌の地で開催できますことを大変な名誉に思います。
さて、2009年9月18〜20日までの3日間、ロイトン札幌・北海道厚生年金会館にて開催致します本学術集会では、メインテーマを「〜2009北の大地〜 新たな心血管疾患の予防から治療まで」とさせて頂きました。
今回、坂本レクチャーにAnthony DeMaria先生 (UCSD, USA)を、招請講演として、ACC会長で有られますAlfred A Bove先生 (Temple University Hospital, USA)、WHF元会長のValentain Fuster先生 (Mt. Sinai School of Medicine, USA)、David S Cannon先生 (Good Samaritan Hospital, USA)、Jagat Narula先生 (UCI, USA)、Gerald D Buckberg先生 (David Geffen School of Medicine at UCLA, USA)、Karl Swedberg先生(Sahogrenska Academy, Gothenburg University, Sweden)、Jack Lewin先生(American College of Cardiology,USA)、Bryan Williams先生 (University of Leicester,UK)、Aikawa Masanori先生(Brigham and Women’s Hospital、Harvard Medical School,USA)の著名な先生方にご講演を頂くこととなりました。
主なセッションとして、8つのシンポジウム、8つのパネルディスカッション、そしてビジュアルワークショップ、コントロバーシーを3つずつ、教育講演を15、コメディカルセッション4つを予定しております。さらにビデオライブデモを内科・外科1つずつ行う予定です。本年の特別企画として、日本心臓核医学会とのジョイントセミナーの他に、「医療事故に関する第三者機関の動向」と題して、医療行政・医療事故に関する、今後の方向性を探っていただきたいと考えています。
また、市民公開講座として、聖路加国際大学の日野原重明先生をお迎えし、「高齢者循環器医療への特別講演」をテーマとして、市民のみならず学会員の先生方にも、高齢者循環器医療のお話を頂くことにしています。さらに、北海道と心臓病学会に関連のある記念企画として、北海道出身で本学会 創設に多大なるご尽力を賜りました、半蔵門病院の坂本二哉先生から「自然科学 としての心臓病学」と題した特別記念講演を頂くことになっております。
本学会の北海道開催は1997年以来12年ぶりとなります。第57回の本学術集会が心臓病に関係する先生方の研鑽の場、また、素晴らしい出会いの場となりますよう鋭意準備をして参ります。
2009年9月に北の大地にて皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。